複合機・コピー機の基礎知識

複合機・コピー機の導入前に知っておくと便利な複合機・コピー機の基本知識を公開しています。

リースやレンタルの違いや、新品と中古の違いなど複合機・コピー機を選ぶ際に便利な情報から、複合機・コピー機の意外と知らない便利な機能まで様々なことを無料で公開しています。

メーカーメンテナンスと自社メンテナンスの違いを比較

複合機・コピー機のメーカーメンテナンスと自社メンテナンスの違いをメリットとデメリットで比較

メーカーメンテナンスのメリット

複合機・コピー機のメーカーメンテナンスは、メーカーの研修を受け専門知識を持つスタッフが対応することになります。全国的に対応している場合が一般的なので、幅広い地域で技術力の高いメンテナンスを受けることができます。メーカーメンテナンスは大手ならではの保証内容となり、安心感があることが特徴です。

また、自社メンテナンスと比較すると費用の面でメリットがあります。メンテナンスのための専門スタッフを販売店が雇う自社メンテナンスと違い、メーカーの専門スタッフがメンテナンスを行い販売店は営業のみになるため、その分複合機・コピー機の費用やカウンター料金などを安く設定することができます。

メーカーメンテナンスのデメリット

メーカーメンテナンスは自社メンテナンスと違い、そのメーカーの全国の支店に複合機・コピー機のメンテナンスを依頼することができます。一方で、全国規模になっている分だけお客様が多くなり、その都合で対応が遅れる可能性があります。

また、自社メンテナンスでは土日対応のメンテナンスが無料でできる場合もありますが、メーカーメンテナンスでは土日対応ができたとしても別途に料金が発生する場合があります。土日に営業する会社が土日に複合機・コピー機のメンテナンスを依頼する場合には高額になるため、会社の営業日によってコストが高くなる危険性があります。この点が自社メンテナンスと比較したデメリットになります。

自社メンテナンスのメリット

複合機・コピー機の自社メンテナンスは、メーカーメンテナンスと比較すると個別対応しやすいというメリットがあります。メーカーメンテナンスは大手メーカーの保証内容となり、最初から保証内容がきちんと決まっている分、対応に柔軟性が欠けるというデメリットがあります。自社メンテナンスでは、複合機・コピー機の操作にわからない部分があった場合や複合機・コピー機に関連したOA機器について相談したい場合など、個別に対応しやすくなるため、柔軟なメンテナンスを依頼することができます。個別に相談しやすいという点がメーカーメンテナンスとの違いになります。

土日でメンテナンスの対応ができる場合もあり、さらに無料でメンテナンスを受けられることもあります。このような点もメーカーメンテナンスとの違いになり、柔軟な個別対応が可能というメリットになります。

自社メンテナンスのデメリット

大手のメーカーメンテナンスと違い、自社メンテナンスはそのメンテナンスのスタッフの技術に差が出る可能性があります。メーカーメンテナンスでは、メンテナンスのスタッフがメーカーの研修などで複合機・コピー機のメンテナンスに関して専門的な知識や技術をきちんと取得しており、スタッフの技術力が安定しています。この点を比較すると、自社メンテナンスではスタッフによって技術力に差が出ることがあり、担当のスタッフが変わった場合などで技術力の差がデメリットになる危険性が生じます。

また、メンテナンスのスタッフだけでなく、カウンター料金などの保証内容について販売店ごとに差が出やすくなります。メーカーメンテナンスと比較すると一概に保証内容が安定して決まっているわけではなく、販売店によってはカウンター料金が他と比較して高く設定されることや、土日にメンテナンスの対応ができないなど、販売店ごとに保証内容に差が出ることも自社メンテナンスのデメリットになります。

また、メーカー側がメンテナンス専門のスタッフを抱えるメーカーメンテナンスと違い、自社メンテナンスでは販売店側が自社でスタッフを雇うことになります。その分、複合機・コピー機のメンテナンスにかかる費用は高めに設定され、この点もデメリットとなります。

両者を比較する際のチェックポイント

メーカーメンテナンスは、技術力や全国対応などにおいて大手としての安心感のあるメンテナンス内容となります。また、価格の面でもメリットが多くなります。一方で自社メンテナンスと比較して柔軟な対応に欠けることになります。

複合機・コピー機の使用にあたり、機器の疑問点や関連するOA機器について相談したい場合には、個別の対応がしやすい自社メンテナンスを選ぶと効果的です。多少費用はかかることになりますが、複合機・コピー機の使用に慣れていない場合や、他の関連するOA機器について相談したい場合などには便利な点が多くなります。ただ、スタッフの技術力の差や販売店ごとの保証内容の差が生じやすいというデメリットもあるため、多少柔軟性に欠けたとしても安定した保証内容を望むなら、メーカーメンテナンスを選ぶ方が効率的になります。

このように、複合機・コピー機のメンテナンスをメーカーメンテナンスにするか自社メンテナンスにするかを選ぶ際には、両者の違いを比較して価格面や対応の柔軟性、保証内容の安定性などを考慮することが重要です。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用してください。
ご購入前には必ず販売会社またはメーカーにご確認下さい。